あらすじ
次期妃を育成するため、
五つの名家から姫君を集めた宮――『雛宮』。
名家のうちの一つ、美しく聡明な黄家の雛女・玲琳は、『殿下の胡蝶』と謳われ周囲から愛されていた。
しかし乞巧節の夜に、悪女と呼ばれ皆から嫌われていた朱家の雛女・慧月の手により、互いの身体を入れ替えられてしまう。
気づいた時には、すでに処刑が決まっていることを告げられ絶体絶命。
しかし幼い時から病弱で常に死と隣り合わせで生きてきた彼女は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでいた⁉
悲劇かと思われた入れ替わりだったが、鋼の精神を持つ玲琳は、あばら家に追放されても自由を満喫し、命を狙ってくる者たちには持ち前の明るさと優しさで魅了し、数々の逆境を乗り越えていく。
一方、玲琳を妬み憎んでいた慧月も、玲琳の本来の人柄に触れるうちに心が揺れ始めて――。
ほうき星が輝く夜に身体が入れ替わった二人。その日から彼女たちの運命は大きく変わり、やがて後宮を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。
正反対の少女が繰り広げる後宮〝入れ替わり〟逆転劇、
堂々の開幕!
玲琳と慧月の活躍により、後宮での呪いの騒動は収束。
入れ替わりを通じて、玲琳と慧月は互いの人柄を知り、二人の間には友情が芽生え始めていた。
季節は移り変わり、初秋。
皇太子と雛女が豊作を願う儀式〈豊穣祭〉の開催地が、朱家の治める南領に決まった。後見の妃が不在の中、慧月は豊穣祭の主催として重圧を感じながらも懸命に準備を進めていく。一方、玲琳はそんな慧月を全力で支えながら、はじめての外遊に心を躍らせていた。
しかし到着して早々に、予期せぬ事件が発生し儀式は中断。取り乱した慧月の術が暴走し、玲琳と慧月は再び入れ替わってしまう。さらに、混乱のさなか、入れ替わり後の玲琳が謎の人物に攫われてしまい――⁉
過保護な玲琳の二人の兄・黄 景行と黄 景彰も巻き込んで、事態は思わぬ方向へと進んでいく。
慧月を陥れようと忍び寄る、新たな黒幕の正体とは……。
正反対の少女が繰り広げる痛快“入れ替わり”逆転劇、第二幕「はじめての外遊」編、開幕!




























